


日本の中学、定時制高校、海外の高校、3つの学校を通じて感じたこと。- まゆさん

アメリカの学校の驚きの不登校の対応。- Soutaさん

更新日:2020年4月15日
今日はこうだたまみさんに「不登校生の母親としての心境」をお話していただけることになったぞ。
よろしくお願いします。
はじめまして、こうだたまみと申します。
息子が小学1年生3学期〜約1年半程度不登校になりましたが、小3の2学期からは毎日学校に行かれるようになり、今は元気に通っております。
この春、小学4年生になります。
ありがとうございます。
お子様が不登校になられたきっかけや当時の様子を教えていただけますか?
もともと母親であるワタシ自身が、心身ともに疲れておりまして、少しずつ鬱状態になっていました。
ちょうどその頃、息子自身が風邪をこじらせ、一週間ほど学校を休んてしまいました。
今思えば、風邪をこじらせたというより、ワタシが朝の支度を手伝ってあげることがしんどくなっていたと思います。ちょうど息子が休んだ一週間が、持久走大会直前の練習期間であり、それを欠席してしまった為、更に息子は学校に行きたくなかった様子でした。
なるほど。お母様が心身共に健康でいらっしゃることは、お子様にとっても大切なことなんですね。
息子さんが不登校の期間はどのような生活をしていましたか?
家ではゲームやユーチューブ、ワタシとトランプ遊び等していました。休んだ日に出された宿題は、嫌々ながらも、こなしていました。
習い事(体操)ははじめの頃は主人が何とか送迎してくれていましたが、なかなか通わせきれず、2.3ヶ月で辞めました。
我が家に時折遊びに来てくれる友達と遊ぶことには、あまり抵抗がなかったようです。むしろ、体力持て余しているぶん、外遊びに行くのは、気分転換にもなったようで、行っていました。
ふむふむ。登校に至ったきっかけなどがあれば教えていただきたいです。
学年が上がり、担任(と補佐する教頭)が変わったことが大きかったかと。
先生からの呼びかけなのかもしれないですが、息子から父親に、相談室(学校外の)のようなところで相談したいと言ってきたそうで。市の児童福祉課?が管轄するらしき相談室に数回、面談に行きました。(父親が連れていきました。)
やがて、担任からの働きかけもあり、放課後学習で居残りする児童に混ざって、1日数十分だけですが、教室に行くことができるようになりました。
その頃になるとワタシ自身が病気を克服し、息子と家で色々と話し合えるようになり、励ましていく中で、学校に行ける時間が伸びていきました。
担任だけでなく、校長・養護教諭・教頭・学年主任等、多くの先生方が関わって下さり、協力して下さいました。
またワタシ自身の病気が少しずつ良くなり、普段の生活ができるようになるのとほぼ同時に、息子も同様、元気に元通りの生活リズムになっていきました。
学校の働きかけをきっかけに、お父様の協力もあり家族全員、状況が改善していったんですね。
そんな中で、何か学校や社会に伝えたいことはありますか?
上の娘のお友達も数人、小学中学年ぐらいから中学生まで、長く不登校状態になっているお友達もいるのを見ると、何かしら通いづらい子が一定数いるのだろうと思います。
そのような子たちが、フリースクールのような学習場所に相談する前に、学校内の受け入れ体制や対応がもう少し整うと、もとに戻りやすいのではないかと思います。
ありがとうございます。
現在、不登校で悩んでいる人にメッセージはありますか?
今は先が見えずに、親子共々、本当に苦しんでいる方が多いと思いますが、必ず先が見える時が来ます。
それを信じて、家族がまずは笑顔になれる方法を探せると良いと思います。
こうださんの「信じればいつか先が見える」という言葉に励まされました。
本日は貴重な経験をシェアしていただき、本当にありがとうございました!